甲状腺性小人症(読み)こうじょうせんせいしょうじんしょう(その他表記)thyroigenic dwarfism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「甲状腺性小人症」の意味・わかりやすい解説

甲状腺性小人症
こうじょうせんせいしょうじんしょう
thyroigenic dwarfism

甲状腺ホルモン欠乏または分泌不全による小人症鞍鼻,眼裂解離などを伴なう浮腫状の特有な顔貌を呈し,皮膚は乾燥してざらつく。上半身より下半身に衰えが出,アキレス腱反射は遅延している。骨年齢は身長年齢に比して著しく遅れているのが特徴。先天性のものと後天性のものがあるが,先天性のものは新生児マススクリーニングにより早期に診断され,すぐに治療が開始される。したがって,現在では低身長を主訴に来院する人の本症の多くは後天性で,身長はある時点から低下していることが多い。血中 TSH (甲状腺刺激ホルモン) の高値と血中甲状腺ホルモン ( T4 ,T3 ) の低値により診断される。早期に診断され,治療されなければ身長を正常にもたらすことは難しい。

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