甲野礼作(読み)コウノ レイサク

20世紀日本人名事典 「甲野礼作」の解説

甲野 礼作
コウノ レイサク

昭和期のウイルス学者 埼玉医大客員教授;元国立予防衛生研究所ウイルス中央検査部長;元京大教授。



生年
大正4(1915)年10月4日

没年
昭和60(1985)年1月23日

出生地
東京都

学歴〔年〕
東京大学医学部〔昭和15年〕卒業

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
野口英世記念医学賞(第21回)〔昭和52年〕

経歴
伝研国立公衆衛生院、京大教授、京大ウイルス研究所長を経て昭和38年から56年まで国立予防衛生研究所ウイルス中央検査部長。44年厚生省スモン調査研究協議会会長として活躍、キノホルム原因説を打ち出した。47年にはアポロ病(急性出血性角・結膜炎)のウイルスを発見。52年には野口英世記念医学賞を受賞。「ウイルスと人間」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「甲野礼作」の解説

甲野礼作 こうの-れいさく

1915-1985 昭和時代後期のウイルス学者。
大正4年10月4日生まれ。昭和33年京大教授,38年国立予防衛生研究所ウイルス中央検査部長。厚生省スモン調査研究協議会会長もつとめ,キノホルム原因説をとなえた。47年アポロ病のウイルスを発見。52年野口英世記念医学賞。昭和60年1月23日死去。69歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「ウイルスと人間」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「甲野礼作」の解説

甲野 礼作 (こうの れいさく)

生年月日:1915年10月4日
昭和時代のウイルス学者。国立予防衛生研究所ウイルス中央検査部長;京大教授
1985年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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