申し通ず(読み)もうしつうず

精選版 日本国語大辞典 「申し通ず」の意味・読み・例文・類語

もうし‐つう・ずまうし‥【申通】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 互いに通じ合う。親しく往来して交際する。親しくつきあう。
    1. [初出の実例]「曹と此間初めて申し通して衛と婚姻なり」(出典:史記抄(1477)四)
  3. 「申し伝える」「言い伝える」を重々しく言う。
    1. [初出の実例]「御書面の趣篤斗(とくと)中川へ申し通じた」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花一六)
  4. 密通する。
    1. [初出の実例]「又公方召仕遁世物も密通切首。小弁被懸護云々。其外猶申通輩共悉被罪科或切腹云々」(出典:看聞御記‐永享九年(1437)一一月六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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