申開く(読み)モウシヒラク

デジタル大辞泉 「申開く」の意味・読み・例文・類語

もうし‐ひら・く〔まうし‐〕【申(し)開く】

[動カ五(四)]言い開く」の謙譲語。申し開きをする。弁明する。
「身の潔白を―・こうとした」〈里見弴多情仏心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「申開く」の意味・読み・例文・類語

もうし‐ひら・くまうし‥【申開】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
  2. ( 「言い開く」の謙譲語 ) 考えを、詳しく申しあげる。事情理由などを申しあげてはっきりさせる。
    1. [初出の実例]「悲哉(かなしきかな)、此条、故亡父尊霊再誕し給はずは、誰の人か愚意の悲歎を申ひらかん」(出典平家物語(13C前)一一)
  3. 弁明する。弁解する。言いわけする。
    1. [初出の実例]「我がとがも無い処を申し開かうとすれども」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android