精選版 日本国語大辞典 「男扇」の意味・読み・例文・類語 おとこ‐おうぎをとこあふぎ【男扇】 〘 名詞 〙① 男持ちの扇。⇔女扇。[初出の実例]「扇面画法〈略〉男扇 本有レ画二雑図一、今世只木色結レ之以二白糸一」(出典:本朝画史(1678)下)② 能楽の小道具、扇の一つ。掛素襖(かけすおう)のシテなどの男役が持つ扇。中啓(ちゅうけい)で、骨は一五本、白骨(竹の生地に漆をかけて磨いたもの)に、扇面の模様はいろいろある。白骨には白地紙に墨絵のものがある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例