男沼村(読み)おぬまむら

日本歴史地名大系 「男沼村」の解説

男沼村
おぬまむら

[現在地名]妻沼町男沼

利根川右岸の自然堤防上に位置し、東はだい村、西は太田おおた村、南は飯塚いいづか村・弥藤五やとうご村。田園簿に「男沼をとろ村」と記されるが、古くから「おどろま」と称し、今もその通称が残る。田園簿では高三五二石余、田方五町三反余・畑方四九町八反余、ほかに柳原三町七反余があり、幕府領。天和元年(一六八一)下総古河藩領となり、貞享二年(一六八五)に上知(「堀田氏領知調帳」紀氏雑録続集)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android