デジタル大辞泉
「とろ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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とろ
- 〘 名詞 〙
- ① 鮪(まぐろ)などの肉の脂肪の多い部分。脂肪が非常に多い部分を「大とろ」、それより少ない部分を「中とろ」と呼ぶ。
- [初出の実例]「鮪のトロなどは決して理想の食品ではありません」(出典:日本料理通(1930)〈楽満斎太郎〉料理法の巻)
- ② 俳優などが舞台化粧をぬぐい落とすのに使うもの。椿油などを脱脂綿にひたして使う。
トロ
- 〘 名詞 〙 「トロッコ」の略。
- [初出の実例]「トロと云ふものに始めて乗って見た」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉三二)
とろ
- 〘 名詞 〙 飲食店の入り口に、客のないのに履物などを並べておくこと。景気がいいように見せて客を誘うためのもの。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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トロ〔チーム愛称〕
イタリア北西部の都市、トリノを本拠地とするプロサッカーチーム「トリノ・フットボール・クラブ(トリノFC)」の愛称。イタリア語で雄牛の意。「イル・トロ」とも。雄牛はトリノ市の紋章にも描かれている、同市のシンボル。
トロ〔キャラクター〕
ソニー・コンピュータエンタテインメントが販売するゲームソフト「どこでもいっしょ」シリーズのメインキャラクター。尾が短い白猫。フルネームは「井上トロ」。同社のマスコット・キャラクターでもある。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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とろ
マグロの肉身のうち,背肉の赤身に対し,腹身の脂肪に富む部分をいう。脂肪の多少により大とろ,中とろなどと呼ぶ。にぎり鮨(ずし),刺身として喜ばれるほか,小角に切ってネギとともに煮るねぎま鍋(なべ)に適する。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内のとろの言及
【カンボジア】より
…これは,管弦楽であって,旋律打楽器のほかに,クロイkhloy(リコーダー形縦笛),クラプーkrapeu(鰐琴。3弦のチター),トロtro(弓奏の2弦楽器),これにリズム楽器のスコール・ロモネアskor romonea(枠形片面鼓)とチンが加わる。 儀式音楽は器楽合奏が主であるが,古典芸能の場合は歌の入るものもあり,音楽だけで鑑賞されることもある。…
【マグロ(鮪)】より
…同様に肉に脂っ気が多く身が赤いミナミマグロの価値も高い。メバチは色も味も濃いので,〈とろ〉として刺身やすし種として用いられるが,色変りが早いという弱点がある。また,赤みの程度は漁獲の時期や場所によってたいへんに異なる。…
※「とろ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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