町同心(読み)マチドウシン

デジタル大辞泉 「町同心」の意味・読み・例文・類語

まち‐どうしん【町同心】

江戸町奉行配下の同心。町方同心。

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精選版 日本国語大辞典 「町同心」の意味・読み・例文・類語

まち‐どうしん【町同心】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、江戸の町奉行所付属の同心。年番方・本所見廻・養生所見廻・牢屋見廻・吟味方・例繰方(れいくりかた)・高積(たかづみ)改など町奉行の各課に配属され、主管与力を補佐したが、隠密廻・定(町)廻・臨時廻などのように、同心だけで管轄することもあった。三〇俵、二〇人扶持。時期によって異なり、南北各五〇~一四〇人程度。京橋八丁堀に組屋敷を与えられた。〔吏徴(1845)〕

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世界大百科事典(旧版)内の町同心の言及

【同心】より

…江戸幕府では,町奉行,遠国奉行,先手頭などに与力とともに同心が付され,主として警察的職務を担当していた。このうち最も著名な江戸の町奉行配下の同心(町同心)について述べれば,定員は中期で南北各100名(幕末には各140名),身分は御家人で,形式上は一代抱えであるが,事実上世襲の職であった。京橋の八丁堀にある組屋敷に居住し,通常30俵二人扶持を給せられた。…

※「町同心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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