町村信孝(読み)まちむら のぶたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「町村信孝」の解説

町村信孝 まちむら-のぶたか

1944-2015 昭和後期-平成時代の政治家。
昭和19年10月17日生まれ。元北海道知事・町村金五次男通産省に入省し13年間勤務し,日本貿易振興会(現・日本貿易振興機構)への出向など海外経験も豊富。昭和58年衆議院議員に初当選(当選12回,自民党)。平成9年第2次橋本改造内閣の文相として初入閣。12年第2次森改造内閣の文相兼科学技術庁長官(13年省庁再編で文部科学相)。16年第2次小泉改造内閣の外相,19年安倍改造内閣の外相,同年福田康夫内閣の官房長官をつとめる。その間自民党の幹事長代理,総務局長,外交調査会長などを歴任。平成18年清和政策研究会会長。21年総選挙北海道5区で落選したが比例区復活当選。26年第75代衆議院議長。平成27年4月体調不良を理由に衆院議長を辞任,同年6月1日死去。70歳。静岡県出身。東大卒。

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知恵蔵mini 「町村信孝」の解説

町村信孝

日本の政治家。1944年10月17日、静岡県生まれ。父は元北海道知事の故・町村金五(00年~92年)。東京大学卒業後、69年に通商産業省(現・経済産業省)に入省。83年の衆議院議員選挙で初当選(北海道5区・当選12回)し、97年に文部大臣で初入閣を果たす。その後、文部科学大臣(初代)、自由民主党総務局長、外務大臣内閣官房長官などの要職を歴任。2006年からは森喜朗元首相に代わり、自民党内最大派閥・清和政策研究会の会長も務めた。12年の自民党総裁選挙出馬中に脳梗塞(こうそく)を患い、14年に衆議院議長に就任したものの、15年4月、体調不良を理由に議長を辞任した。同年6月1日、死去。享年70。

(2015-6-3)

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