町裏村(読み)まちうらむら

日本歴史地名大系 「町裏村」の解説

町裏村
まちうらむら

[現在地名]伊万里市立花町たちばなちよう

町裏とは伊万里町に接続する田園地域をさすところから、江戸期の町の形成後村名となったものである。小字名に円造寺えんぞうじくちまち陣内じんない萱村かやむらなどがある。

標高四八八メートルのこし岳の北斜面、伊万里町に至る緩やかな裾野で、小河川の浸食によって萱村台地・立花台地となる。

小字円造寺は現在市街地の一部や住宅地となり、二つに分け東円造寺・西円造寺と呼称。「済家宗由緒 寺社差出」の中に、

<資料は省略されています>

とあり、円造寺の地名はこの「円蔵寺」に由来すると思われる。現在寺跡の礎石の一部が残存する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android