町駕籠(読み)マチカゴ

デジタル大辞泉 「町駕籠」の意味・読み・例文・類語

まち‐かご【町×籠】

辻駕籠つじかご」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「町駕籠」の意味・読み・例文・類語

まち‐かご【町駕籠】

〘名〙 江戸時代街路で客を待っていて、求めに応じて人を乗せた駕籠辻駕籠
※俳諧・七柏集(1781)雪中庵興行「十挺ものの続く町駕〈蓼雨〉 案の如願ひの舎利になられたり〈蓼太〉」

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世界大百科事典(旧版)内の町駕籠の言及

【籠】より

…竹,蔓,木の小枝,針金などを編んでつくった入れ物。語源は定かではないが,上代に〈こ〉と呼ばれていたことを考えれば,〈か〉の由来する言葉との合成語であることがわかる。すなわち〈か〉は竹の意とも堅の意ともいわれ,〈こ〉に形容的に冠している。あるいはまた,構籠(かきご)や囲むの略義であろうとする説もある。籠の文献上の用例としては,まず鎌倉時代に書かれた《名語記》の〈こころ流浪の行人のせなかに負たる籠をかこおひとなつけたり〉をあげることができる。…

※「町駕籠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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