畚部村(読み)ふんこべむら

日本歴史地名大系 「畚部村」の解説

畚部村
ふんこべむら

[現在地名]余市郡余市町栄町さかえまち登町のぼりちよう

明治初年(同二年八月―同六年の間)から同三三年(一九〇〇)まで存続した村。現在はフゴッペとよぶ。かわ村の東にあり、北東畚部ふごつぺ岬の西手で北流してきた畚部ふごつべ川が海に注ぐ。明治四年の余市郡諸調書(開拓記念館蔵)にフンコヘ村とみえ、鯡建網一統。同六年の「後志国地誌提要」に辺村とみえ、戸数九(すべて平民)・人口三五。同九年の大小区画沿革表では畚部村(フゴベの訓を付する)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android