六戸(読み)ろくのへ

改訂新版 世界大百科事典 「六戸」の意味・わかりやすい解説

六戸[町] (ろくのへ)

青森県東部,上北郡の町。人口1万0241(2010)。三本木原台地の南東部を占め,南部奥入瀬(おいらせ)川が東流する。十和田市三沢市の間に位置し,十和田市とJR東北本線三沢駅を結んで十和田観光電鉄線(2012年廃止)が通じていたが,町の中心は国道45号線の通る南部の犬落瀬(いぬおとせ)にある。奥入瀬川沿いの低地水田地帯となっており,台地ではかつて国の奨励作物としてテンサイ栽培が行われ,1962年には製糖工場がつくられたが,その後は振るわず,67年に閉鎖された。八戸地区新産業都市に含まれ,以後宅地開発が進んだ。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「六戸」の意味・わかりやすい解説

六戸(町)
ろくのへ

青森県南東部、上北郡(かみきたぐん)の町。小川原(おがわら)湖の南方にある。1957年(昭和32)町制施行。国道45号、上北自動車道が通じ、六戸三沢インターチェンジがある。町の南部を奥入瀬川(おいらせがわ)が東流し、沿岸に水田が開ける。産物は米のほかにナタネジャガイモがあり、かつては国の奨励作物としてサトウダイコンが栽培され、その中心処理工場も建設されたが、採算がとれず1967年閉鎖された。三沢(みさわ)市と八戸市の近郊に位置し、工業団地や住宅団地、ゴルフ場などで町の振興を図ろうとしている。面積83.89平方キロメートル、人口1万0447(2020)。

横山 弘]


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百科事典マイペディア 「六戸」の意味・わかりやすい解説

六戸[町]【ろくのへ】

青森県東部,上北郡の町。稲作を中心とするが,ナガイモ,ニンジンなどの畑作畜産も行う。食品加工も行う。東日本大震災で,町内において被害が発生。83.89km2。1万241人(2010)。

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