疫病神で敵をとる(読み)やくびょうがみでかたきをとる

精選版 日本国語大辞典 「疫病神で敵をとる」の意味・読み・例文・類語

やくびょうがみ【疫病神】 で 敵(かたき)をとる

  1. 疫病神が取り付いて、かねてから敵とねらっていた者の命をとってくれる。自分から手を下さなくても、意外な好機がきて目的を達するたとえにいう。疫病の神で敵をとる。
    1. [初出の実例]「町内はやくびゃう神で敵(カタキ)とる宿老の犬好」(出典浮世草子・当世銀持気質(1770)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android