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疫病神 えきびょうがみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

疫病神
えきびょうがみ

厄病ともいう。疫病を流行させる原因となる神。病神は御霊 (ごりょう) の一種と考えられ,村の外から侵入してくると思われていたところから,村境においてこれを防ぐための祭りと,追出す送りの行事が盛んに行われてきた。前者には道饗祭 (みちあえのまつり) ,春のヤスライ花の祭りなどがあり,後者には暮れの鹿島流しなどが属する。また悪神と考えられる疫病神を積極的にに迎えてごちそうで歓待し,翌日送っていくことにより,逆にこの病気から守護してもらうという習俗もみられる。山形市山寺付近の特定の家でみられる「神の宿」の伝承などがその例である。疫病神は中世より,説話のなかでさまざまの姿に擬人化されてきたが,この神が擬人化されるということからも,御霊信仰との深い関係が確認できる。

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デジタル大辞泉の解説

やくびょう‐がみ〔ヤクビヤウ‐〕【疫病神】

疫病を流行させるという悪神。疫神。えやみのかみ。
よくないことを招くとして人から嫌われる者。「とんだ疫病神が舞い込んだ」

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大辞林 第三版の解説

やくびょうがみ【疫病神】

疫病を流行させるという神。
災難をもたらすとして嫌われる人。 「 -が来たから家に帰ろう」

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世界大百科事典内の疫病神の言及

【厄病神】より

…疫病や災厄をもたらすという神。行疫神,疫病神,疱瘡神なども同種の神である。疫病(エヤミ,トキノケと称した)などの災厄は古くは神のたたりや不業の死をとげた者の怨霊や御霊(ごりよう)のたたりと観念され,厄病神も御霊の一つの発現様式とみられていた。…

※「疫病神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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