疱瘡流(読み)いもながし

精選版 日本国語大辞典 「疱瘡流」の意味・読み・例文・類語

いも‐ながし【疱瘡流】

  1. 〘 名詞 〙 疱瘡(ほうそう)にかかった人が、軽くすませるために、疱瘡の病原と考えた疱瘡神を送り出す呪法種痘が普及してからは、種痘ののち桟俵(さんだわら)に赤か五色の幣(ぬさ)を立て、赤飯を供えて川に流す。この風習は全国的であるが、この名称北陸秋田県にある。えも流し。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android