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秋田県 あきた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

秋田〔県〕
あきた

面積 1万1637.54km2
人口 102万3119(2015)。
年降水量 1686.2 mm (秋田市) 。
年平均気温 11.7 ℃ (秋田市) 。
県庁所在地 秋田市
県木 アキタスギ(→スギ)。
県花 フキノトウ(→フキ)。
県鳥 ヤマドリ

東北地方の北西部,日本海岸に面する県。東境に奥羽山脈,中央に出羽山地,西部に男鹿半島と鳥海山 (2236m) が連なり,横手,大館の諸盆地が介在。これらから雄物川,米代川,子吉川などが日本海に注ぎ,下流部に秋田,能代,本荘の平野が開ける。十和田湖,田沢湖はカルデラ湖で,田沢湖は深度 423mの日本最深湖。八郎潟は砂州で限られた浅い潟湖で,干拓が完成し,調整池や承水路のみを残して消失した。十和田八幡平国立公園のほか,男鹿,鳥海,栗駒国定公園がある。気候は冬は厳寒で,深雪の日本海岸気候。春は山麓でフェーン現象が起こる。夏は高温でイネの発育に適し,米を多産。秋の紅葉は早く,冬は「はま風」と呼ばれる北西季節風が強い。明治1 (1868) 年出羽が羽前,羽後に分離,同4年秋田,亀田,本荘,矢島,岩崎の諸県と鹿角郡 (陸中) を合わせて秋田県が成立した。全県の平野は水稲単作地帯。米代川流域は秋田杉の本場で,日本の三大美林の一つ。天然のスギが減産したため,標高 800m以上のブナ林が注目されている。家具や漆器,こけしの製造,合板工業,酒造が盛んである。また秋田油田,天然ガス田は丘陵,平地,海底に及ぶ。かつては全国一の非鉄金属鉱山県だったが,1994年の花岡鉱山 (大館市) を最後にすべて閉山。 1962年秋田湾新産業都市の指定後,金属,電気,機械などの重工業が発展し,火力発電所も建設され,電子関連の先端産業の立地も増えた。しかし,木材,食料品,衣服,印刷などの軽工業の比重が依然として高い。 JR奥羽本線と羽越本線,それに並走する国道 13号線,7号線は県の主要幹線。奥羽山脈を越え,岩手県とを結ぶ交通路として JR花輪線 (大館-好摩) と国道 282号線 (津軽街道) ,JR田沢湖線 (大曲-盛岡) ,秋田新幹線と国道 46号線 (角館街道) ,JR北上線 (横手-北上) と国道 107号線 (平和街道) が並走している。さらに秋田市と北上市を結ぶ秋田自動車道が開通している。

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デジタル大辞泉の解説

あきた‐けん【秋田県】

秋田

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日本の地名がわかる事典の解説

〔秋田県〕秋田〈県〉(あきた〈けん〉)


東北地方中部、日本海側に位置する県。
北は青森県、東は岩手県、南は山形県・宮城県に接する。平野部は秋田米の水田単作地帯となり、日本有数の生産量を誇る。林業が盛んで秋田スギの産地。日本海側は、秋田市を中心に工業が発達する。人口108万6018。面積1万1636.28km2。人口密度93.33人/km2。管轄市町村は13市9町3村。県庁所在地は秋田市。県花はフキノトウ。
歴史を見ると、旧石器時代の遺跡は少ないが、米ヶ森(よねがもり)遺跡(大仙(だいせん)市)などが発掘されている。縄文時代の遺跡は、伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡(北秋田市)・大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)(鹿角(かづの)市)など県内各地に分布している。712年(和銅(わどう)5)に出羽(でわ)国がおかれ、出羽柵(でわのさく)を最上(もがみ)川下流域から秋田村高清水岡(たかしみずのおか)(現秋田市)に移し、760年(天平宝字(てんぴょうほうじ)4)に秋田城とした。平安時代は平泉(ひらいずみ)の奥州藤原(おうしゅうふじわら)氏が台頭、その支配下に入る。源頼朝(みなもとのよりとも)の奥州征伐による藤原氏滅亡後は、鎌倉幕府が統治。室町時代から豊臣秀吉(とよとみひでよし)の覇権確立までは豪族の抗争が相次いだ。江戸時代に入ると、1602年(慶長(けいちょう)7)に常陸(ひたち)国(茨城県)の佐竹(さたけ)氏が久保田(くぼた)(のち秋田)に転封され、亀田(かめだ)・本荘(ほんじょう)・矢島(やしま)にも大名がおかれた。鹿角周辺は盛岡(もりおか)藩領で幕末に至る。佐竹氏は久保田城を築城、支配体制を固め、新田・鉱山・山林の開発、道路整備などを行った。1871年(明治4)の廃藩置県により、秋田・岩崎(いわさき)・本荘・亀田・矢島の5県が設置され、同年中に鹿角郡を合わせて現在の県域の基盤が完成。
地勢を見ると、岩手県境を奥羽(おうう)山脈が南北に連なり、その西側に出羽山地が縦走。北は世界遺産(自然遺産)の白神(しらかみ)山地、南は丁(ひのと)岳・神室(かむろ)の両山地に限られる。奥羽山脈は那須(なす)火山帯と重なり、八幡平(はちまんたい)・駒ヶ(こまが)岳など火山が多く、十和田(とわだ)湖や田沢(たざわ)湖のカルデラ湖がある。河川は出羽山地を分断するように米代(よねしろ)川・雄物(おもの)川・子吉(こよし)川が支流を集めて流れ、日本海に注ぐ。日本海沿岸は単調な砂浜海岸で、北部に男鹿(おが)半島が突出し、その基部に広大な八郎潟(はちろうがた)干拓地が広がる。北部の米代川流域には花輪(はなわ)盆地・大館(おおだて)盆地・鷹巣(たかのす)盆地の各盆地と能代(のしろ)平野、南部から中部を北流する雄物川流域には横手(よこて)盆地・秋田平野、南部の子吉川流域には本荘平野がそれぞれ開けている。気候は、日本海岸式気候を示し、冬季に北西の季節風が強く、寒冷で降雪量が多い。11月下旬から2月まで曇天と降雪が続き、快晴日数が少ないのが特色。梅雨は顕著ではない。夏季は同緯度の太平洋岸に比べ温暖。
産業は、農業・林業・鉱業を柱に発展してきたが、近年は工業化も進展。農業は水田が耕地面積の8割以上を占め、米の供給県をなす。畑地・果樹栽培地は少なく、リンゴの生産が比較的多い。県面積の約72%を山林が占め、林業も盛ん。米代川流域の秋田スギは、藩政期の植林・保護政策と自然条件により、日本三大美林の一つに数えられる。近年は外材の輸入・加工の比率も高い。鉱業は、非鉄金属資源が豊富で、亜鉛・銀・銅・硫化鉄・鉛・金などを産出。黒鉱(くろこう)として採掘されるが、近年は合理化が進み、就業人口は大幅に減少。1965年(昭和40)ごろから秋田湾臨海工業地域に鉱石精錬・木材の大規模な工業地帯が建設され、内陸部へも工場・企業立地が盛んとなった。衣服・電子部品・一般機械・金属製品・精密機械・電気機械・木材製品などの工業製品出荷額が多い。
観光では、八幡平・駒ヶ岳の火山と十和田湖を含む十和田八幡平国立公園、火山と温泉の鳥海(ちょうかい)国定公園・栗駒(くりこま)国定公園、荒海と海岸美の男鹿国定公園など自然景勝地に恵まれる。温泉は乳頭温泉郷・八幡平温泉郷などが知られる。男鹿半島の「なまはげ」(男鹿のナマハゲ・なまはげ柴灯まつり)、横手市などで行われる「梵天(ぼんてん)」や「かまくら」(六郷のカマクラ行事)、大日堂舞楽(だいにちどうぶがく)のほか、角館祭りのやま行事・小滝のチョウクライロ舞・刈和野の大綱引き・上郷の小正月行事など、重要無形民俗文化財に指定された伝統行事も多い。豊作祈願の夏祭り、秋田の竿灯(かんとう)も盛大。
秋田市
大館市
男鹿市
雄勝郡
潟上市
鹿角郡
鹿角市
北秋田郡
北秋田市
仙北郡
仙北市
大仙市
にかほ市
能代市
南秋田郡
山本郡
湯沢市
由利本荘市
横手市

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事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

秋田県

東北地方北西部に位置する県。西側は日本海に面し、東側の県境には奥羽山脈と那須火山帯が縦走。北部の県境には白神山地、南部の県境には鳥海山がそびえる。海岸部には大きな平野がひろがる。日本海沿岸特有の気候で、寒暖の差が大きい。農業・林業のほか電子部品産業が盛んである。県花は、ふきのとう。県木は、秋田杉。県鳥は、やまどり。県魚は、ハタハタ。

[秋田県のブランド・名産品]
秋田銀線細工 | あきたこまち | 秋田杉桶樽 | 秋田大根 | 秋田ふき | 秋田諸越 | 秋田由利牛 | イタヤ細工 | 稲庭うどん | 大館曲げわっぱ | 大曲の花火 | 火野かぶ | 樺細工 | 川連こけし | 川連漆器 | 象潟岩牡蠣 | きりたんぽ | 西明寺栗 | じゅんさい | しょっつる | 白神山うど | 仙北丸なす | 平良かぶ | とんぶり | ハタハタ | 比内地鶏 | 松館しぼり大根 | 横沢曲がりねぎ

出典|日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について | 情報

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