疵付(読み)きずつけ

精選版 日本国語大辞典 「疵付」の意味・読み・例文・類語

きず‐つけ【疵付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、傷害をいう。御定書では、加害者と被害者に特別な身分関係がある場合には、人殺しについてと同様、著しく刑が加重されている。手負(ておわせ)
    1. [初出の実例]「人殺并疵付等御仕置之事」(出典:徳川禁令考‐後集・第三・巻二九(1743))
  3. 加賀藩刑罰一種。耳切(みみきり)、鼻切(はなきり)、耳鼻切の三種の肉刑総称
    1. [初出の実例]「然処元祿年中より疵付御刑法相止候へ共」(出典:公事場御刑法之品々(加賀藩)(1804))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む