痂せる(読み)カセル

デジタル大辞泉 「痂せる」の意味・読み・例文・類語

か・せる【×痂せる/×悴せる】

[動サ下一][文]か・す[サ下二]
できものや傷の表面が乾く。「傷口が―・せる」
かぶれる。「漆に―・せる」
生気を失って、やせこける。
「―・セタ人」〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「痂せる」の意味・読み・例文・類語

か・せる【痂・悴】

  1. 〘 自動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]か・す 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙
  2. ひからびる。また、おできや傷の表面がかわく。
    1. [初出の実例]「次第に詞もかせ心も失せて、すべてあがる事のなきなり」(出典:筑波問答(1357‐72頃))
  3. ( 悴 ) やせこける。やつれる。また、貧しくなる。
    1. [初出の実例]「かせつかれて骨と皮ばかりの馬は」(出典:玉塵抄(1563)一九)
  4. かぶれる。
    1. [初出の実例]「ウルシ ニ kaseru(カセル)」(出典:改正増補和英語林集成(1886))

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