病院のアメニティー(読み)びょういんのアメニティーあめにてぃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「病院のアメニティー」の意味・わかりやすい解説

病院のアメニティー
びょういんのアメニティーあめにてぃ

病院の生残り戦略の一つとして浮上してきたコンセプト。いまや病院経営には医療設備の充実だけでなく,他の病院との差別化が必要である。すなわち,ほぼ全室個室にする,ホテル並みの豪華な部屋,豪華な料理,行動規制を設けず好きなことができるなどである。一方,厚生省は国の医療費を抑えるために,1992年4月の法改正で,差額ベッドの3割負担を5割負担に変更,食事の特別メニューの加算などもできるようにした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android