普及版 字通 「痺(漢字)」の読み・字形・画数・意味
痺
13画
(異体字)
13画
[字訓] しびれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(卑)(ひ)。字はまたに作り、(ひ)声。〔説文〕七下に「は(しふ)なり」とあり、陰湿による神経感覚の痲痺をいう。〔素問〕に、すべて病因に風・寒・の三気があるとし、〔史記、鵲伝〕に「痺」の名がみえている。
[訓義]
1. しびれる、しびれるやまい、リウマチス。
2. 矢の名。
3. (ひ)と通じ、低い。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕痺 脚の冷ゆるなり。比單(留)牟(ひるむ) 〔和名抄〕痿痺 比留无夜末比(ひるむやまひ) 〔名義抄〕痺 コヒ・ヒルム・ヒヒラク・ミジカシ/痿痺 ヒルムヤマヒ 〔立〕痺 ウルフ・ヒルム・ミジカシ・ヤマヒ・ウルム
[熟語]
痺医▶・痺下▶・痺矢▶・痺民▶
[下接語]
痿痺・頑痺・坐痺・手痺・腎痺・足痺・体痺・風痺・麻痺・痲痺・冷痺
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報