瘡神(読み)かさがみ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「瘡神」の意味・わかりやすい解説

瘡神
かさがみ

「かさ」とはできものまたは梅毒のこと。この病はなかなか治癒しがたいので、これを治すために祈願する神をいう。とくに疱瘡(ほうそう)神に対する信仰は各地にみられた。福岡県八女(やめ)市星野村(ほしのむら)に、イエドウサマという瘡神が祀(まつ)られている。瘡のできた子を捨て神として祀ったという。村民は瘡の治癒に効験あるとして祈願している。神奈川県中郡岡崎村(現平塚市)に瘡神があり、それに祈った願(がん)ほどきに石棒をつくって納めるという。瘡についてはいろいろの伝説がある。有名なのは小野小町で、小町が夢のお告げ因幡(いなば)の湯薬師(ゆやくし)の名水に浴して瘡を治したと伝えられている。

[大藤時彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む