発光反応(読み)ハッコウハンノウ

化学辞典 第2版 「発光反応」の解説

発光反応
ハッコウハンノウ
luminous reaction

発光を伴う化学反応.字義的には紫外光でも赤外光でも発光を伴えば発光反応だが,通常は可視光放射を伴う化学反応をいう.白リン暗所で青緑色の微光を放つのはリンが空気中の水分の存在下で酸素と反応し,一酸化リンPOになる反応の際の発光である.また,ホタルの光は,ホタルルシフェリンという発光素の酸化反応による発光である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android