暗所(読み)アンショ

精選版 日本国語大辞典 「暗所」の意味・読み・例文・類語

あん‐しょ【暗所】

  1. 〘 名詞 〙 暗い場所。人目につかない場所。
    1. [初出の実例]「あるひは贋(にせ)のがくもんにふけり、或(あるひ)は学問せざれども暗処(アンショ)に魔を来(きた)しぬれば」(出典翁問答(1650)下)

くらい【暗】 所(ところ)

  1. 囚人を収容しておく所。牢屋(ろうや)牢獄
    1. [初出の実例]「幸先(さいさき)の悪い所に長居をして、暗(クラ)い処へ行ぬ内」(出典:歌舞伎お染久松色読販(1813)中幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android