発才者(読み)はっさいもの

精選版 日本国語大辞典 「発才者」の意味・読み・例文・類語

はっさい‐もの【発才者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 才ばしった女。気のきく女。利口者
    1. [初出の実例]「中にも小笹は発才者(ハッサイもの)」(出典浄瑠璃源平布引滝(1749)二)
  3. 才ばしってはいるが軽はずみな女。おてんば女。おちゃっぴい。
    1. [初出の実例]「目口かはきの髪際者(ハッサイもの)」(出典:浄瑠璃・相模入道千疋犬(1714)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android