白口(読み)シログチ

デジタル大辞泉 「白口」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぐち【白口】

ニベ科の海水魚全長約40センチに達し、銀白色光沢がある。頭部に大きな耳石じせきをもつ。かまぼこ材料。いしもち。ぐち。くち。 夏》

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関連語 うろこ 名詞 石持

精選版 日本国語大辞典 「白口」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぐち【白口】

  1. 〘 名詞 〙 ニベ科の海産魚。全長約三〇センチメートル。体は銀白色で、えらぶた上部に黒紋がある。鱗(うろこ)ははげやすい。かまぼこの原料。松島湾付近からインド洋まで分布。頭部にある耳石(じせき)が石に似ているところから「いしもち(石持)」の異名で知られる。近似種が多い。くち。うしぬすびと。ぐち。

しら‐くち【白口】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚「いしもち(石持)」の異名。〔箋注和名抄(1827)〕
  3. (こうぞ)の皮で作った綱。こうぞつな。

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