コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

石持/石首魚 イシモチ

3件 の用語解説(石持/石首魚の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いし‐もち【石持/石魚】

シログチの別名。

こく‐もち【石持/黒餅】

紋所の名。黒い円形で中に文様のないもの。もと矢口の祭りの黒餅をかたどったものといわれる。
定紋をつけるべき所を白抜きにして染め、あとでその中に紋を描き込むことができるようにしたもの。また、その衣服。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石持
こくもち

紋付の生地を染めるとき、紋を入れる個所を白く円形に染め抜いたもの。また、その紋付の衣服をいう。既製染めの留袖(とめそで)、喪服などは石持になっていて、客の注文に応じて定紋を描き入れる。これを紋章上絵描きという。輪なしの紋の場合は誂(あつら)え染めにする。
 歌舞伎(かぶき)衣装でいう石持は、身分の低い武家、浪人、町人、百姓の男女が着るもので、家紋を入れる位置を丸く白抜きにしたままの小袖(こそで)である。地色は飛石(とびこく)といわれる栗梅(くりうめ)色や、海老石(えびこく)といわれる海老茶系が多く、『菅原(すがわら)』の「寺子屋」の戸浪(となみ)、『弁慶上使(じょうし)』のおわさが着る留袖がその例。また『妹背山(いもせやま)』のお三輪(みわ)など田舎(いなか)娘が着るときは、萌黄(もえぎ)色の模様入りの振袖が石持になっている。男子でも時代物で、百姓、漁師などが主要な役をする場合は茶系の石持を用い、若い男の場合は浅葱(あさぎ)系の色が多い。[岡野和子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

石持/石首魚の関連キーワード大中黒梶の葉花菱松皮菱三つ巴雪輪石畳白餅藤の丸

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone