最新 地学事典 「白川植物群」の解説
しらかわしょくぶつぐん
白川植物群
Shirakawa flora
神戸層群から産出する化石植物群の中で下部のもの。上部は藍那(あいな)植物群と呼ばれる。これらの植物群はヤナギ科(Populus)・クルミ科(Carya・Cyclocarya)・カバノキ科(Alnus・Betula・Carpinus)・ブナ科(Fagus・Quercus)・クスノキ科(Cinnamomum・Sassafras)・マンサク科(Parrotia)・フウ科(Liquidambar)などからなり,常緑および落葉広葉樹に針葉樹・ヤシ類を伴う。かつて白川植物群は台島型植物群,藍那植物群は三徳型植物群と考えられたが,北半球の古第三系に特有なMaccllintockia,深裂葉のQercusが産出することから,現在は始新世後期~漸新世前期の化石植物群と考えられている。参考文献:堀治三朗(1987) 神戸層群産植物化石集
執筆者:塚腰 実
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

