白猪(読み)しろい

精選版 日本国語大辞典 「白猪」の意味・読み・例文・類語

しろ‐い‥ゐ【白猪】

  1. 〘 名詞 〙 白い色のいのしし。特に二月四日の祈年祭に神に奉るもの。一説に、白いものではなく、若くて色のうすいものをいうとも。
    1. [初出の実例]「是れ今神祇官に、白猪、白馬、白鶏を以て御歳神を祭る縁(ことのもと)なり」(出典古語拾遺(807))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の白猪の言及

【イノシシ(猪)】より

…偶蹄目イノシシ科の哺乳類(イラスト)。ヨーロッパイノシシ,ユーラシアイノシシともいわれる。ヨーロッパとアジアに広く分布し,北アメリカには狩猟用に移入されたものが定着している。平地から標高4000mまでの森林や低木林にすむ。ブタの祖先ともいわれている。日本のイノシシはふつう本州,四国,九州のニホンイノシシS.s.leucomystax,奄美大島と沖縄のリュウキュウイノシシS.s.riukiuanusの2亜種に区別される。…

※「白猪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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