白石春樹(読み)シライシ ハルキ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「白石春樹」の解説

白石 春樹
シライシ ハルキ


肩書
元・愛媛県知事

生年月日
明治45年1月2日

出身地
愛媛県伊予郡松前町

学歴
高松高商(現・香川大学)〔昭和8年〕卒

経歴
昭和22年愛媛県議に当選、以来6選。農業協組連理事、農業共済組連会長などを経て、46年以来愛媛県知事に4選。この間、56〜61年にかけて靖国神社などへの玉ぐし料を公費支出。57年県民から提訴された(愛媛玉ぐし料訴訟)。59年県立高校新設問題の報道にからんで「日刊新愛媛」(廃刊)に対し取材拒否を続け波紋を呼んだ。愛媛県スポーツ振興事業団理事長などを兼務。62年1月引退した。平成9年4月死後4日後に行なわれた愛媛玉ぐし料訴訟上告審で最高裁は「公費支出は憲法が禁止した宗教的活動に当たる」という初めての判断を示し、16万6千円の支払いを命じる判決を言い渡した。

受賞
勲一等瑞宝章〔昭和63年〕

趣味
書画

没年月日
平成9年3月30日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「白石春樹」の解説

白石 春樹
シライシ ハルキ

昭和期の政治家 元・愛媛県知事。



生年
明治45(1912)年1月2日

没年
平成9(1997)年3月30日

出身地
愛媛県伊予郡松前町

学歴〔年〕
高松高商(現・香川大学)〔昭和8年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔昭和63年〕

経歴
昭和22年愛媛県議に当選、以来6選。農業協組連理事、農業共済組連会長などを経て、46年以来愛媛県知事に4選。この間、56〜61年にかけて靖国神社などへの玉ぐし料を公費支出。57年県民から提訴された(愛媛玉ぐし料訴訟)。59年県立高校新設問題の報道にからんで「日刊新愛媛」(廃刊)に対し取材拒否を続け波紋を呼んだ。愛媛県スポーツ振興事業団理事長などを兼務。62年1月引退した。平成9年4月死後4日後に行なわれた愛媛玉ぐし料訴訟上告審で最高裁は「公費支出は憲法が禁止した宗教的活動に当たる」という初めての判断を示し、16万6千円の支払いを命じる判決を言い渡した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白石春樹」の解説

白石春樹 しらいし-はるき

1912-1997 昭和時代後期の政治家。
明治45年1月2日生まれ。昭和22年愛媛県議となり,31年全国に先がけて教職員勤務評定の実施を推進した。県農協中央会会長をつとめ,46年知事に当選,4期つとめる。地元紙「日刊新愛媛」に対する取材拒否や皇室崇拝などで論議をよぶ。平成9年3月30日死去。85歳。愛媛県出身。高松高商(現香川大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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