白竜堆砂漠(読み)はくりゅうたいさばく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「白竜堆砂漠」の意味・わかりやすい解説

白竜堆砂漠
はくりゅうたいさばく / パイロントエイシャーモー

中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区南東部から甘粛(かんしゅく)省最西部一帯に広がる砂漠。面積約2600平方キロメートル。標高1000メートル、年降水量は10~30ミリメートルで、ロプノールの東から疏勒(そろく)河下流には、チャイダム盆地北西部に次ぐ大規模な風食地が発達している。この間、ゴビ(礫質(れきしつ)砂漠)、残丘が交互に現れる。南は強風のため堆積(たいせき)した砂丘がみられ、クムタグ砂漠に連なる。

[駒井正一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む