白船(読み)シロフネ

デジタル大辞泉 「白船」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ふね【白船】

外面を塗装してない白木のままの船。
中国ジャンクのこと。〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「白船」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ふね【白船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 船体外面を塗装しない白木のままの船。江戸時代民間の船は塗装しなかったが、幕府諸藩の船は黒、朱などの漆塗りとする場合が多く、そのため塗らない船をそれらと区別していったもの。
    1. [初出の実例]「并に滝川左近大船一艘、是は白舟に拵へ」(出典:信長公記(1598)一一)
  3. ジャンク(戎克)日葡辞書(1603‐04)〕

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世界大百科事典(旧版)内の白船の言及

【白骨[温泉]】より

…単純硫化水素泉,34~50℃。温泉は石灰岩を伴う古生層から湧出し,石灰分が強いため湯船が白くなり白船温泉とも呼ばれた。噴湯孔付近には,石灰華が20~30mの厚さにつもった噴湯丘と球状石灰石があり,国の特別天然記念物に指定されている。…

※「白船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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