白蓮寺(読み)びやくれんじ

日本歴史地名大系 「白蓮寺」の解説

白蓮寺
びやくれんじ

[現在地名]山科区安朱東海道町

宝池山と号し、時宗。本尊阿弥陀如来。昭和四八年(一九七三)まで京都市下京区東塩小路向畑ひがししおこうじむかいはた町にあった。寺伝によれば天慶七年(九四四)空也によって開かれ、初め天台宗、のちに一遍により時宗寺院となり、塩小路道場と称したという。塩小路道場については「太平記」巻八(持明院殿行幸六波羅事)に「外様ノ勢二千余騎ヲバ、塩小路ノ道場ノ前ヘ差遣シ」という記事がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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