白髪斑雑(読み)しらがふうき

精選版 日本国語大辞典 「白髪斑雑」の意味・読み・例文・類語

しらが‐ふうき‥ふふき【白髪斑雑】

  1. 〘 名詞 〙 黒髪白髪がまじっていること。しらがまじりであること。また、その人。一説に、頭髪のまっ白であること。しらがふき。
    1. [初出の実例]「よの人の思ひならはしは、くろきかみ一すじものこらす白髪なるを、しらかふふきと云ふべし。実にはくろきかみ、しろきかみともにまじりて、まだらなるを云ふべき也」(出典:塵袋(1264‐88頃)六)

しらが‐ふき【白髪斑雑】

  1. 〘 名詞 〙しらがふうき(白髪斑雑)
    1. [初出の実例]「治部入道其時八十余の大入道にて、しらがふきなるが出で逢ひて申し侍りしは」(出典:正徹物語(1448‐50頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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