百六万円の壁(読み)ヒャクロクマンエンノカベ

デジタル大辞泉 「百六万円の壁」の意味・読み・例文・類語

ひゃくろくまんえん‐の‐かべ〔ヒヤクロクマンヱン‐〕【百六万円の壁】

社会保険料負担が生じる年収境目のこと。従業員数501人以上の企業に、週20時間以上、1年間以上勤務するパートタイム労働者にあてはまる。
[補説]従来、年収が130万円未満の場合、配偶者被扶養者となり社会保険料の負担はなかった。平成30年(2018)から、上記要件を満たす年収106万円以上の人に健康保険厚生年金への加入が義務付けられ、この壁を超えると、年額約15~17万円の負担増となるが、健康保険から傷病手当金が支給される、将来受け取る年金額が増える、などのメリットがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む