日本歴史地名大系 「百次郷」の解説 百次郷ももつぎごう 鹿児島県:川内市百次郷隈之(くまの)城(じよう)川支流百次川流域と平佐(ひらさ)川右岸にあり、山田(やまだ)郷を挟んで南北に分れている。薩摩郡に属する鹿児島藩直轄の外城で、小之郷に位置付けられる(列朝制度)。鹿児島城下への距離は一一里(「薩藩政要録」など)。百次村・田崎(たさき)村からなり、地頭仮屋は麓村百次村の和田(わだ)にあった。天正二年(一五七四)時の地頭は鎌田外記(「上井覚兼日記」同年一〇月一七日条)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by