百膳(読み)ひゃくぜん

精選版 日本国語大辞典 「百膳」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐ぜん【百膳】

〘名〙
① (百文のお布施で、お斎(とき)の膳が配られるところから) 報恩講の時の膳部
※雑俳・柳多留‐一八(1783)「かたぎぬをかけ百ぜんをくいに行」
② 一人前百文の料理芝居茶屋で出した。
※雑俳・川傍柳(1780‐83)二「霜天にみち百膳を喰に出る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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