百舌・鵙・百舌鳥(読み)もず

精選版 日本国語大辞典の解説

もず【百舌・鵙・百舌鳥】

〘名〙 モズ科の鳥。全長約二〇センチメートル。頭頂は赤褐色で黒色の過眼線が走る。背はねずみ色で、翼は黒く顕著な一白斑がある。腹面は白く体側は赤褐色を帯びる。雌の腹面には細かい波状の横じまが多い。くちばしは鉤状に曲がり、昆虫・トカゲ・カエルなどを捕食する。木の枝などにえものを突きさす習性は「もずの速贄(はやにえ)」として知られる。秋にはキイーキイーと鋭く鳴き、「もずの高鳴き」と呼ばれる。東北アジアに分布し、日本では各地で繁殖。北海道以外では留鳥または漂鳥として見られる。《季・秋》
※万葉(8C後)一〇・二一六七「秋の野の尾花が末(うれ)に鳴く百舌鳥(もず)の声聞きけむか片聞け吾妹」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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