留鳥(読み)りゅうちょう(英語表記)resident

翻訳|resident

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

留鳥
りゅうちょう
resident

渡りなどの季節的な移動を行わず,一年中ほぼ同じ地域にすむ鳥の呼称。スズメシジュウカラカワラヒワムクドリオナガ,カラス類などが代表的な留鳥。しかし,同じ種でも緯度や高度によって,ある地域で留鳥であっても,ほかの地域では夏鳥冬鳥である場合もある。

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百科事典マイペディアの解説

留鳥【りゅうちょう】

季節的な移動をせず,ほとんど一年中同じ地域に生息する鳥。日本ではスズメ,カラス,キジ,ヤマドリなどが代表的。留鳥は気候の推移があまりなく,一年を通じて食物の豊富な熱帯に多い。
→関連項目アオサギアマツバメイヌワシエゾライチョウオオコノハズクオシドリカラスバトカワラヒワキジ(雉/雉子)キツツキキバシリクマゲラコガラコゲラコサギゴジュウカラサンカノゴイシジュウカラスズメ(雀)タマシギタンチョウ(丹頂)トビ(鳶)ハイタカハシブトガラハシブトガラスハシボソガラスヒガラヒクイナフクロウホシガラスミサゴミフウズラメグロヤマガラヤマゲラヤマセミヤマドリライチョウ(雷鳥)渡り

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大辞林 第三版の解説

りゅうちょう【留鳥】

一年中同じ地域で生活し、季節による移動をしない鳥の総称。キジ・カラス・スズメ・オナガなど。 → 渡り鳥漂鳥候鳥

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

留鳥
りゅうちょう
residentpermanent resident

留鳥の語は二つの意味で使われる。すなわち、(1)ある地域で一年中どの季節にもみられる鳥(これに対してある季節にだけみられる鳥は候鳥という)であり、(2)一年中生息地をかえずに生活している鳥(これに対して季節によって生息地をかえる鳥は渡り鳥という)である。この二つのどちらの意味でも当てはまる場合があることは確かであるが、多くの場合にはそう単純ではない。そこには二つの問題がある。(1)の場合には地域の広さが問題である。ある地域を日本とすると、春夏は北海道でしかみられず秋冬には南日本でしかみられない鳥でも、日本では一年中みられることになる。春夏は高地で秋冬は低地という鳥もいる。また、近所では一年中みられるが、家の庭という地域では秋冬しかみられないという鳥もいる。したがって(1)の場合、留鳥という概念は地域を特定しないと成立しない。もう一つの問題は(2)に関するもので、ここで鳥というのは種単位なのか個体単位なのかである。同一地域の同一種であっても、一年中生息地をかえないのは一部の個体だけ(雄の成鳥のことが多い)という場合がしばしばあるからである。このような種は(2)の意味では留鳥とはよべないのであるが、(1)の意味ではそれも留鳥というのが普通である。[浦本昌紀]

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世界大百科事典内の留鳥の言及

【渡り鳥】より

…繁殖地と越冬地との間を規則的に往復する鳥。人家の周辺でみられるスズメやカラスは一年中同じ地域にすむので留鳥resident birdと呼ばれる。またウグイスやアカハラなどのように,繁殖するところと冬を過ごす(越冬)場所とが違うが同じ地域内を出ない鳥は漂鳥wandering birdと呼ばれる。…

※「留鳥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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