百貫のかたに笠一蓋(読み)ひゃっかんのかたにかさいっかい

精選版 日本国語大辞典 「百貫のかたに笠一蓋」の意味・読み・例文・類語

ひゃっかん【百貫】 の=かた[=代(か)わり]に笠(かさ)一蓋(いっかい)

百貫の貸し金に対する抵当がわずかに笠一つだけ。失うところが大きくて得るところが少ないこと、損得のはなはだしくつり合わないことのたとえ。百両のかたに編笠一蓋。百貫に塗り笠一蓋。
浄瑠璃・蛭小島武勇問答(1758)三「百貫(クン)の方に編笠(アミガサ)一蓋(カイ)、サアござれと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android