百里を行く者は九十を半とす(読み)ひゃくりをいくものはきゅうじゅうをなかばとす

精選版 日本国語大辞典 の解説

ひゃくり【百里】 を 行(い)く者(もの)は九十(きゅうじゅう)を半(なかば)とす

  1. ( 「戦国策‐秦策・武王」の「詩云、行百里者半於九十、此言末路之難」から ) 百里の道を行く者は、九十里を半分と心得なければならない。何事も終わりの少しの所が最も困難であるから、九分どおりの所を半分と心得て、最後まで緊張して努力することが肝要である。
    1. [初出の実例]「凡晩年所為。皆収結事也。古語。行百里者半九十信然」(出典:言志晩録(1850))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android