的場幸雄(読み)マトバ サチオ

20世紀日本人名事典 「的場幸雄」の解説

的場 幸雄
マトバ サチオ

大正・昭和期の冶金学者 元・富士製鉄中央研究所所長;東北大学名誉教授。



生年
明治32(1899)年3月23日

没年
昭和62(1987)年9月28日

出生地
東京

学歴〔年〕
九州帝大工学部冶金学科〔大正13年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔昭和10年〕

主な受賞名〔年〕
本多記念賞(第8回)〔昭和41年〕,西山賞〔昭和43年〕,日本金属学会賞〔昭和44年〕,勲二等旭日重光章〔昭和44年〕,日本鉄鋼協会賞〔昭和55年〕

経歴
大正13年東北帝大工学部講師、昭和2年助教授、11年教授、のち工学部長などを歴任し、37年名誉教授。その後、44年まで富士製鉄(現・新日鉄)の中央研究所長を務めた。冶金研究の第一人者で、鉄鉱石から鋼を製造する工程の学問的基礎を築いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「的場幸雄」の解説

的場幸雄 まとば-さちお

1899-1987 大正-昭和時代の金属工学者。
明治32年3月23日生まれ。昭和11年東北帝大教授となる。のち富士製鉄中央研究所所長。鉄鋼精錬時の化学反応の研究で業績をあげる。41年本多記念賞,44年日本金属学会賞。昭和62年9月28日死去。88歳。東京出身。九州帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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