皆空(読み)かいくう

精選版 日本国語大辞典 「皆空」の意味・読み・例文・類語

かい‐くう【皆空】

  1. 〘 名詞 〙 すべてのものはみな因縁によって生じたもので、実体や我体といえるものはなく、むなしいものだということ。諸法皆空
    1. [初出の実例]「一切皆空の旨を説きて諸ろの罪をのぞき」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)閏七月一一日)
    2. [その他の文献]〔般若心経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android