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皇室外交 こうしつがいこう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

皇室外交
こうしつがいこう

天皇,皇后,皇太子など皇室の人間が,親善・友好を深める目的で諸外国を訪問したり,相手国の王族などを招待したりすること。 1971年の昭和天皇の訪欧や,88年の皇太子夫妻 (当時) の訪米が一例である。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

皇室外交

国政に関与しない象徴天皇としては、「皇室外交」の用語は避けているが、皇室の外国との親善交際は年々活発化し、時には、結果として政治的論議の的とならざるを得ないケースも出てきている。戦後、昭和天皇の外国訪問は1971年の欧州と75年の米国だけだった。代替わり後は、東南アジア(91年)、中国(92年)、イタリアベルギードイツ(93年)、米国(94年)、フランススペイン(同)、ブラジルアルゼンチン(97年)、英国・デンマーク(98年)、オランダスウェーデン(2000年)、ポーランドハンガリー(02年)、アイルランドノルウェー(05年)、シンガポールマレーシア・タイ(06年)、英国・スウェーデン・バルト3国(07年)と続いている。先の大戦の傷跡が尾を引く諸国では、晩さん会などでの天皇の「おことば」の歴史への言及が関心を集め、両国の歴史が切り結ぶ場と受けとられることも否定できない。また戦後60年にあたる05年6月には、「戦場での慰霊」としてサイパン島を訪問した。「友好親善のための儀礼的訪問」という枠組みを初めて踏み越えた形だ。

(岩井克己 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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