盗み物(読み)ぬすみもの

精選版 日本国語大辞典 「盗み物」の意味・読み・例文・類語

ぬすみ‐もの【盗物・盗者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 盗物 ) 盗み取ったもの。盗品贓品贓物
    1. [初出の実例]「内蔵の寮允(まつりことひと)大伴の男人、贓(ヌスミモノ)に座(つみ)せらる」(出典日本書紀(720)持統七年四月(北野本訓))
  3. ( 盗者 ) ぬすびと。どろぼう。
    1. [初出の実例]「大小や有金を引攫ひ高飛をしたのだから、云はばお前も盗みもの」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android