精選版 日本国語大辞典 「盗食」の意味・読み・例文・類語 ぬすみ‐ぐい‥ぐひ【盗食】 〘 名詞 〙① 物を盗んで食うこと。人に隠れてひそかに物を食うこと。[初出の実例]「鰹節の盗(ヌス)み喰(グヒ)さへせねば」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)五)② ひそかに異性に手をつけること。密通すること。[初出の実例]「今を限りに此恋やめなば、浪風静かなるべけれど、いかな事ぬすみ喰(グヒ)の味よく」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)四) ぬすみ‐ぐらい‥ぐらひ【盗食】 〘 名詞 〙 =ぬすみぐい(盗食)[初出の実例]「偸食はぬすみくらいのことぞ」(出典:玉塵抄(1563)四〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例