盛し(読み)サカシ

デジタル大辞泉 「盛し」の意味・読み・例文・類語

さか・し【盛し/栄し】

[形シク]盛んであるさま。盛りであるさま。
「もる山のいちご―・しく成りにけり」〈著聞集・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「盛し」の意味・読み・例文・類語

さかし【盛・栄】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 盛んである。盛りである。栄えている。
    1. [初出の実例]「斑鳩のなみきの宮に立てし憲法(のり)今の散加之支(サカシキ)御代にあふかな〈源貞恒〉」(出典日本紀竟宴和歌‐延喜六年(906))
    2. 「もる山のいちごさかしく成りにけり」(出典:古今著聞集(1254)五)

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