ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「監獄則並図式」の意味・わかりやすい解説 監獄則並図式かんごくそくならびにずしき 明治5年太政官布告 378号。同 (1872) 年 11月 29日,創定頒布された監獄法。同則は,明治政府の監獄改良の意図に基づき,時の囚獄権正小原重哉らの努力により作られたもの。「獄は人を仁愛するゆえんにして,人を残虐する者に非ず」という,きわめて進歩的な改善主義の行刑を採用していた。しかし,予算などの関係からその完全な実施はならなかった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by