盤礴(読み)ばんはく

精選版 日本国語大辞典 「盤礴」の意味・読み・例文・類語

ばん‐はく【盤礴・般礴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 広大なさま。
    1. [初出の実例]「盤礴方輿、漂蕩摧裂、穹隆円蓋、灼燻砕折」(出典:三教指帰(797頃)下)
    2. [その他の文献]〔翟楚賢‐碧落賦〕
  3. ( ━する ) 両足を投げ出してすわること。また、あぐらをかいてすわること。箕踞(ききょ)箕坐(きざ)
    1. [初出の実例]「就中署宅盤礴喫梵天瓜茶話」(出典蔭凉軒日録‐文明一八年(1486)六月一六日)
    2. [その他の文献]〔荘子‐田子方〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android