目掛け(読み)めかけ

精選版 日本国語大辞典 「目掛け」の意味・読み・例文・類語

め‐かけ【目掛・妾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 目掛 ) 目を掛けること。ひいきにすること。また、そのものやそのところ。
    1. [初出の実例]「左次兵へ、何右衛門目かけの者にて候」(出典:梅津政景日記‐慶長一八年(1613)院内銀山籠者成敗人帳)
    2. 「有時玉重不断目掛(メカケ)浜側の色宿に」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)三)
  3. 正妻ほかに、自分のものとして養い、愛している女。そばめ。てかけ。めか。目掛者。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「父のめかけも、我ためにまま母なるほどに」(出典:春鑑鈔(1629))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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